アリペイの新型顔認証デバイス「蜻蜓(トンボ)」

QRコード決済から生体認証決済が主流となるか?アリペイの新型顔認証デバイス「蜻蜓(トンボ)」が80%コストダウンを実現!

12/13 上海で開催されたアリペイオープンデーにおいて、アントフィナンシャルが開発した新型顔認証デバイス「蜻蜓(トンボ)」が発表された。従来型デバイスより小型化され80%ものコスト引き下げを実現している。顔認証端末が小型商店などに気軽に導入できる「生体認証決済時代」の到来がいよいよ現実味を帯びてきた。

アリペイの新型顔認証デバイス「蜻蜓(トンボ)」は、デバイス導入コストを80%削減!

12/13、上海のアリペイオープンデーでアントフィナンシャルは、以前より開発を進めていた小型顔認証デバイス「蜻蜓(トンボ)」を発表した。従前の顔認証デバイスは導入コストが高く、大手食品チェーンや大型アミューズメントパークなど限定した場所で活用されていた。しかし、新型顔認証デバイス「蜻蜓(トンボ)」は、小型化を実現すると同時に80%もの導入コストの削減を実現した。今後は、スーパーマーケット、デパート、コンビニエンスストア、病院はもちろん、いわゆる中国でよく見かける小型商店や露店店舗なども対象として拡大を広げていくと言う。

(写真アントフィナンシャルofficial websi tより)

中国は、モバイル決済戦争から生体決済戦争へとステージのアップグレードか?

Huawai(ファーウェイ)などのスマホ端末にPOS端末機能を搭載し、マーチャントはPOS端末を購入する必要なしにスマホを活用したモバイル決済を手軽に活用できるようになるというものである。このアイデア自体も、キャッシュレス決済のエコシステムを大きく変える可能性を秘めているのであるがスマホを前提としたキャッシュレス社会の枠組みであることに変わりはなかった。

しかし、今回のアントフィナンシャルの発表は、ひょっとすると現在主流であるスマホを活用したQRコード決済からスマホを必要としない顔認証決済へと大きく時代が変わることとなる革新的なデバイスとなる可能性を秘めている。いよいよスマホを持ち歩かなくても決済できる「スマホ不要時代」が到来することをも示唆している。

いずれにせよ、中国のキャッシュレス社会をめぐる動向は、かなり高次元のレベルで展開されており、我々はまだまだ引き続き中国デジタライゼーションをめぐる動向から参考にできる点が多そうである。

アリペイの新型顔認証デバイス「蜻蜓(トンボ)」の特徴

アリペイの新型顔認証デバイス「蜻蜓(トンボ)」には、いくつかの特筆すべき特徴があるので簡単に紹介しておきたい。従来の顔認証デバイスよりも大幅にコスト削減を実現していると同時に、サイズにおいても従来のデバイスの10分の1程度まで縮小化を実現している。顔認証といえば、QRコード決済と比較して、大きな端末設置を必要としたのであるが、新型デバイス「蜻蜓(トンボ)」の登場で、コンビニのレジカウンター横にもすんなり設置することが可能となる。また、互換性にも優れておりマーチャントが導入しているERPシステムにプラグインするだけで導入が可能である。

(写真は、アントフィナンシャルofficial websi tより)


アントフィナンシャルからの発表によれば、昆虫のトンボの目をイメージし、新型顔認証デバイスに「蜻蜓(トンボ)」と命名したそうだ。とんぼの目について調べてみると、一匹のトンボの目には、ハチの巣のような六角形の目(個眼)が1万個から3万個配置され一つの目を構成しているようだ。一つ一つの個眼がそれぞれ違う映像を認識し脳に送られ、脳内で一つの映像として認識処理されるようだ。トンボはこの一連の作業をわずか0.01秒で行ってしまうといい、人間は処理スピードの5倍程度高性能の目の構造を有しているようだ。アントフィナンシャルが、新型顔認証デバイスに「蜻蜓(トンボ)」と命名したのは、深い意味がありそうだ。

https://glotechtrends.com/alipay-face-payment-dragonfly-181214/

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